【自己紹介】初めまして、あゆみです。パート1

初めまして。
和田鮎美(旧姓:大野鮎美)と申します。
簡単ですが、私の自己紹介をしたいと思います。

1983年、福岡県生まれ。
これまでは旧姓の大野でお仕事を受けることが多かったのですが、使い分けが面倒だったので、このタイミングで和田を名乗ろうと思っています。ただ、「和田です」とご挨拶をしても、なぜか「あゆみさん」と下の名前で呼ばれることが多く、それならばと屋号も名字ではなく名前の頭文字「A」を使った次第です。ちなみに、8つ下の妹からも「あゆみ」と呼ばれています。

では、少し真面目に経歴を。
私の経歴は端的にお伝えすることが難しいため、ストーリー仕立てでお送りいたします。

2006年から約10年、主に旅雑誌の編集に携わりました。特集記事を考えたり、ドライブコースを作ったり、海鮮丼を一日に5杯食べたり・・・今となっては懐かしい思い出ですが、当時はずっと何か(締切)に追われているような感覚でした。ハードな編集者時代があったおかげで、24時間働いても大丈夫(社会的にはダメです)なメンタルを形成できたと思います。

所属していた編集プロダクションは、雑誌制作のほかに『九州の釣り』という携帯電話の有料コンテンツ(懐かしいでしょ?)も運営しており、釣りが趣味だったこともあってこちらの事業にも携わっていました。九州中の釣具屋さんや瀬渡し船、遊漁船に電話をかけて釣果を収集するという、今では考えられないようなアナログな手法で情報を配信していました。このとき身に付けた【漁港や磯の名前を聞けば何が釣れるか答えられる技】は、釣り好きな方とお話するときに結構役立っています。

編集とモバイルコンテンツの運営をバリバリにやっていた2010年頃、「俺、釣具を売りたい」と、父から突然のカミングアウトを受けました。それまでオークションでボチボチ売っていた手作り道具を【釣具店で販売したい】と言い出したのです。売る?釣具店?どうやって?商品にするってことはパッケージもいる?バーコードってどうするん?値段は?材料は?てかメーカー名は???こんな状態から始まりました。

雑誌のロケで九州各地を回りながらパッケージデザインして、釣果情報収集しながらOPP袋作って、JAN登録して、商品知識叩き込んで、校正紙を抱えながら商品を車に積んで一人で営業に出ました。問屋さんに取り扱いをお願いしても門前払い(当たり前)、大手の釣具店さんに卸すなんて夢のまた夢・・・しかし、営業が上手くいかないダメージより、販路を拡大して認知度を上げたいという自分の欲と、父からのプレッシャーの方が勝っていたため、絶対に全国展開してやる!という想いでした。

ちょうどこの頃、世間では『●●ガール』というワードが流行り始めていて、まずは「山」がブームとなり、山にはカラフルな衣装をまとった女性が集まっていました。次は何かな~と思っていたら、なんと「釣り」がやってきたのです。このトレンドを活かすしかない!と考えたのは私だけではなく、父から「イベント企画したら?」と言われました。すぐに女性だけの釣りイベントを企画したところ、新聞、ラジオ、雑誌とあらゆる方面から声をかけていただき、これをきっかけに、業界の老舗メーカーの方々に認知してもらうことができました。

そして、お世話になっていた社長さんから釣具のPイントの社長さん(現会長さん)を紹介していただき、全国の店長会議に登壇させていただいたことで、問屋さんとのお付き合いもスタートし、ブランド立ち上げから約一年で全国展開の目標を達成することができました。女性だけの釣りイベントはその後も継続し、イベントの運営や司会も経験させていただきました。

(つづく)

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